企画屋なのに企画がつくれない。
致命的な悩みです。
なんてったって、企画職なのだから。。
よく言われるのは「その企画、直球だね」。例えば「いま行きたい!尾瀬の女子旅♪ポイント3点を探る」「温泉ランキング」とか、足で稼いで、読み手に新たな発見のある具体的な事実を盛り込んだ記事風の広告はまあ普通に作れる。一方、一言インパクトの高いコピーとビジュアルが目をひくアド部門という広告が全然つくれないのです。メタファー、デフォルメ、アナライズがつくれない。
さて、長年の悩みとして「企画立案できない」と捉えており、視点を養うインプットや内省が足りないことを原因にしていた。ただトライしてみるも変わらず、スキルが上がらない。。
そんな時、「抽象化」というワードに触れる機会があり。ちょっと問題の背景を置き直して、「具体と抽象の行き来ができない」としたところ、悩み克服の糸口が見えた気がした。
「具体と抽象(細谷功著)」がそのきっかけ。ほかには、メタ認知、アナライズ思考の本など、ヒントがたくさん。
人は知性的な生き物で、「具体」と「抽象」の対立構造を行き来できる唯一の生き物らしい。抽象的な世界が見える人と見えない人がいて、具体と抽象を操れる人にしか見えない世界があるとのだという。
今のところ、その世界は見えてはいないけど、その世界への行き方は示されている気がする。
おまけ)具体と抽象とは。
抽象
目に見えない。
実体と結びつかない。
まとめて対応。
応用がきく。
学者の世界。
解釈の幅がある。
具体
目に見える。
実体と直結。
ひとつずつ個別対応。
応用がきかない。
実務家の世界。
解釈の幅がない。